高血圧・狭心症・心不全・不整脈・大動脈瘤・動脈硬化など心臓・血管等の疾患の診断・治療を行います。
胸部レントゲン検査や心電図検査に加え、ホルター検査(24時間心電図検査)も行います。血圧が高い、動悸、息切れ、胸が痛い、胸が重苦しくなる等の症状がある方は、ご相談ください。
高血圧症は、原因がはっきりしない本態性高血圧症と、腎臓やホルモン、血管の異常など原因が明らかな二次性高血圧症に分けられます。高血圧症の90%以上が、本態性高血圧症です。
心臓が収縮した時の血圧を収縮期血圧(最高血圧)、心臓が拡張した時の血圧を拡張期血圧(最低血圧)といいます。
自宅では135/85mmHg以下が目標となります。(75歳以上では、140/90mmHg以下)
高血圧が長期に持続すると、動脈硬化を引き起こす危険が高くなります。動脈硬化が進行すると、脳出血や脳梗塞、狭心症や心筋梗塞、眼底出血、腎不全などを引き起こします。
狭心症とは、心臓に酸素を送る冠動脈が、動脈硬化や痙攣状態で狭窄を起こし、心臓に十分な血液を送れず、酸素不足のため胸痛等の症状を起こす病気です。数分から15分位で、改善することが多いです。
冠動脈が閉塞し、血流が止まってしまったのが心筋梗塞です。胸痛が15分以上続き改善しなければ、すぐに救急車を手配し、循環器専門の病院を受診してください。男性に多いのですが、閉経後の女性は危険が増加します。
脈拍は毎分60-90位で規則的ですが、不整脈とは心臓収縮のリズムが乱れた状態をいいます。不整脈には、脈が増える頻脈と脈が少なくなる徐脈があります。ストレスや寝不足、喫煙等が原因で起こることもあります。心電図やホルター心電図(24時間心電図)で、検査します。
不整脈には危険性の低いものも多いのですが、生命の危険につながるものもあるので、自己判断せず専門医にご相談ください。